悩めよわがおつむ

法科大学院で学ぶ学生が日々の学習記録と些細な思いの節を綴るブログ

師走の予定と今日このごろ

1年も早いもので、もう12月を迎えました。

ロースクールに入学してから今日までのことを考えると、まだまだお尻に火がついていない気がします。

 

曰く司法試験はお尻に火がついた人から合格していく。

 

その通りだと思います。学部生なんかはその辺スイッチを入れるのが早いから、ロースクール入学前段階で予備試験合格、司法試験合格までたどり着けるのでしょう。というより、時間の切迫さを認識しているからこそ、下手に寄り道することなく司法試験の勉強ができるのでしょうか?

とにかく、一度入学したら2年間は出られないロースクール生もその気迫と必死感は見習うべきと思います。

 

12月の予定としては民訴、商法、行政法、刑法を中心に組みます。残りの科目は記憶喚起程度にとどめます。それから、選択科目の勉強も少しずつ始めます。(経済法)

今月の目標はかなり高く設定しているのは、冬季休暇のためです。23日からおやすみなので、帰省する30日まで失神するくらい勉強しようと思っています。(題してカンヅメ特訓)

 

あと、今年奨学生試験のおかげで安く申し込めたLECの予備試験答練の成績も順次記録していきたいと思います。添削結果が出次第。

 

・民訴法

藤田解析

民訴要件事実

基礎民訴演習

判例百選1週

 

・商法

ロープラ

葉玉百問

判例インデックス

択一六法

 

・刑法

演習ノート

佐伯本総論

基本判例山口各論

判例インデックス総論

司法試験過去問26.25

 

行政法

事案解釈

基礎行政法演習

ケースブック行政法

司法試験過去問26.25

民訴法百選第5版買いました

もう出版されてから若干の日にちが経ってますが、民訴法百選の新版を買いました。デザインはなんというか、大人のふりかけのパッケージみたいな印象を受けます。

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買ったのは17日だったのですが、わざわざブログに書くことないだろうと思って放置していました。

もっとも、放置したネタを掘り起こさないといけないくらいブログで書く話がないので、仕方なしと言ったところです。

 

今までは民訴法百選を持っておらず、周りからも引かれていましたが、これでやっと周りと同じラインに立てたと思います。

 

この民訴法百選は今の所読んでいて気になる点はありませんが、基本的に判例集としての百選は好きではありません。

1、事実と判旨が短い 2、解説が異様に長い 3、解説によってが不出来なものがある

この3点の理由があるからです。基本的に百選を利用している学生の中でも、解説をねちっこく読み込む人というのはあまり聞きませんし、実際不要とも思える記載が散見されるため、そういう意味では百選が判例を紹介する2Pのうち1P以上を解説に費やしているのは、特段メリットがないことになります。むしろその分事実と判旨の引用が短くなる分デメリットでしょうか。

 

ただ、民訴法に関しては、他に何かいい判例集があるのかと言われれば答えられないので、結局百選に落ち着きました。(他の科目は判例インデックス等色々使い分けてます)

これから少しずつ時間を使って百選の加工を行っていこうと思っています。こと百選についてはマーカー引くよりまとめることの方が重要です。具体的には判旨を通じて練り上げた規範を3行程度で百選の余白にメモしておきます。そうすることで復習の時にいちいち長ったらしく判例を確認する必要がなくなるのです。

 

それでは

中間試験終わりました

やっと中間試験終わりました!

 

今週は月火木と3日間3科目の中間試験でした!

特に今日実施された民訴法の中間試験は厄介で、2割の学生が単位を落とすとのことだったので念入りに挑みました。

特段何かをしたわけではありませんが笑

 

これで少しは生活が落ち着くので、遅れた勉強を再開していきたいと思います。

ちなみに今日は久々にラーメン食べに行きました。最近節約生活していたので久々のラーメンでした笑

 

それから、来週から1日の勉強のルーティンの中に2時間短答をすること、1時間判例六法素読すること、判例集の判例を5つ読み、事案の概略をまとめることを加えたいと思います。

これまでは、どんな形式であれ1日1通は答案を書くことをルーティンにしていました(120分で書く答案ではないです)

12月からは1週間に2問刑法、商法、民訴法、行政法の新司の過去問を解く予定です。解くのは26年25年の司法試験です。

 

学内答練の成績記録

ロースクールで答練?そんなのありかよと思いますが、なりふり構わず試験対策のための授業を用意していることは評価します。

 

もともとロースクールが、実務と理論の架け橋として設立されたものであり、試験対策のための予備校とは一線を画する存在とされてきましたが

現実問題、試験を受ける学生としては、このような理念云々より、どれくらい試験に寄与するかどうかで判断しますから、ロースクールの予備校化は必然だったと思います。

ロースクールでの司法試験対策は禁止というのが建前ですが、実際には形骸化してると言っていいでしょう(うちの学校は授業の中で答練をしていますから、実際そうだと思います)。

 

さて、そんなお偉方が決めた学校理念なんてのはどうでもよくて

大事なのは、今後の学習計画のために、この学内答練の成績を記録して、後から見直せるようにするためです。

答練は2週間に1回行われ、30点満点(しかし最高でも25点までしかつけないらしい。意味不明)で、成績順位は出ません。

以前、激安で申し込めたから現在まで受講しているLECの予備試験答練についても成績乗せて記録したいですが、諸事情により12月くらいにしようと思います。

 

・第1回 民法

 点数 21/30

論点は譲渡担保に関する各論点。譲渡担保を実行し、発生した余分金を求める清算金請求権の存在と、それを被保全債権とした留置権の構成。

当時は譲渡担保を実行した後に清算金請求権というものを知らなかった。そして、留置権は物権であるため第三者に対しても例外なく主張できるということを誤解していた。

 

・第2回 刑法

 点数 25/30

論点は、窃盗と事後強盗の論点。窃盗に必要な窃取行為の認定について、被害者の占有状態の存在を認定できるかという事実認定が問題となっていた。

当時は、占有事実と占有意思の評価について前者に重きを置いて、後者はあくまで補充要素でしかないことを誤認し、並行評価をしていた。

 

・第3回 憲法

 点数14/30

現在で最も点数の低い科目。憲法は前期A評価だったものの、理解できているか不明という漠然な恐怖を感じる科目。問題はP権と公共性のある団体における金員支出行為、および政教分離

当時はP権の問題を意思決定権としての思想・良心の自由と構成し誤爆。三段階審査における保護領域の認定が甘く誤爆

 

・第4回 商法

 点数23/30

憲法でかなり気力を失ったものの、なんとか復活した。論点は譲渡制限株式の譲渡。および招集通知を書く株主総会決議取消訴訟。譲渡承認は会社の承認および名簿の書き換えが必要であるところ、本件では承認請求に対する返答がなく、みなし承認となっている。そのため、承認後の書換拒絶は不当拒絶にあたる。以下はオーソドックスな処理

当時は書換拒絶されても会社に株主地位を対抗できるということを、株主名簿の地位から記述したが、その点は単に不当拒絶でよかった。あと取消訴訟の裁量棄却は重大違法かつ決議変動無しであることを誤解していた。

 

・第5回 刑訴法

 点数25/30

前々から感じていたが、この答練は採点が甘いなあと思う。

第1問は強制処分について問う問題であって、ベランダに乗り出す被疑者の身体を撮影することが検証にあたるかを検討させるものだった。

強制処分かどうかかなりギリギリだと感じたが、行為態様の具体的検討を行うため、任意捜査としたが、この判断が裏目に出た。しかし事実を満遍なく拾うにはこのような答案戦略を取ってしかるべきではと思う。

第2問は被疑者の捨てた吸い殻を回収することの可否であり、領置を問うものだった。というよりそれしか書くことないから他に何を書くのか戸惑ってしまった。最終的には任意処分としての可否を検討することを求めるものであったから、なんとかそれに即してかけたが、答案の全体的な出来としては普段の規範立てから離れてしまっており個人的には収まりの悪い答案だったと思う。

猛省の一週間

今週は前半こそよかったものの、後半から夜眠れない日が続き、眠れず徹夜、次の日昼まで寝る、その日は眠れず徹夜といった感じで、4日間のうち2日間しか眠れないような感じになってしまいました。

 

当然勉強のスケジュールはボロボロです。そしてそれを何とか取り戻そうと夜遅くまで勉強して、眠れないまま朝を迎えて、変な時間に結局寝てしまう。

そんな目も当てられない一週間でした。

 

本当は今日も朝から学校に行くべきところ、布団に入っても朝まで眠れず、朝になってきた頃にようやく寝てしまい、気づけば夕方の頃合い。

本当は8時からスケジュール組んで勉強するはずだったのに。

 

自分で立てたスケジュールなら、必ず実行する努力はすべきだし、それすらできないなら、そもそもスケジュールを立てない方がいい。

スケジュールを立てることに満足して、自分が日々どういう生活をしているかの反映が全くされてない結果、今週のようなことになったのだと思います。

 

また、心のどこかでサボリ虫が湧いてきたのも原因と思います。11月頭の模試が終了して2週間、模試という大きなイベントが終わってホッとしたのか、ここにきて心の緩みが出てきているように思います。

明日から始まる1週間ま中間テストだらけです。心の緩みなんて作る暇ないはずなのに…

 

未だに、なかなか自分に打ち克つことができない。

 

こんな調子では何年かけても司法試験なんか受かりっこない。司法試験は自分と闘う試験だ。

漫然と過ごさず。日々自分を律し、自分の怠惰に打ち克った人間が合格する試験です。

ましてや自分は実力のない人間です。ロースクールだって補欠合格だ。のんびりと日々過ごす余裕なんてないはずなのに、ここにきて自分はのんびりしながらでも合格できるかのような錯覚を抱いてる。

 

それは絶対に違う。

 

もう誰も努力しろ!頑張れ!なんて檄を飛ばしてくれない。自分が自分を厳しく叱咤できなければ前には進めない。

 

今日この1日でぐちゃぐちゃになっていた自分の体内時計と、ゆるゆるになっていた心を元に戻し

明日から再び律した自分を取り戻そうと思います。

 

多分これからも今回のように怠けることが出てくるかもしれませんが、そういった場面が少しでも減るように

まずは今日の自分に厳しい喝を入れたいと思います。

 

明日から7時に起きてきちんと8時に学校に行く。2時には布団に入り、学校にいる間はスケジュール通りの勉強をこなす。必ず

ロースクール生の金銭状況

ロースクールに通う学生というのは、基本的に学生という部類の中では最も貧しい生き物であると言えます。

 

その理由は端的に、バイトをする時間がないからです。

もちろん、授業の合間を縫ってバイトをしたり、長期休暇に短期バイトをするなども見受けられますが、勉強のことを考えるとなかなか一般的ではないと思います。

 

にもかかわらず、新版の本が出たら買う必要があるし、そもそも本は高いし、出費は相当見込まれるわけですから、当然毎月家計は火の車です。

 

じゃあロースクール生はどうやって生きているのか。

 

まず第一は生活費を削るです。これがある意味一般的だと思います。

例えば、水筒を持参してペットボトルの飲み物を買うお金を節約したり、昼食はお弁当を持参して食費を浮かせたり等、特に食費面での節約が一般的と思われます。

私の場合は、水筒持参はしています。ペットボトルの飲み物も高いですからね。ただ自炊はなかなかできません。朝7時に起きて、8時に学校、帰宅は23時半ですから、そもそも自炊する時間がない。

そのため必然的に食堂での食事に頼ることになるのですが、お昼と夕食合わせて700円に収まるよう努力しています。

この場合一食350円です。自炊するのとあまり変わらないと思います。

 

第二に考えられるのは、なんとか稼ぐです。世の中バイトに頼らなくてもお金を稼ぐ方法なんていくらでもあります。

例えば、このブログなんかもそうですね。アフィリエイトをうまく利用して、かつブログへのアクセスを伸ばすことができればそれなりに稼ぐこともできると思います。私には無理ですけど。

そのため、私は在宅で出来る作業でお金を稼ぐようにしています。大体はライターの仕事です。扱う内容はどれも法務に関するもので、日々学んだことを活かす機会にもなると思って積極的に行っています。

例えば、契約書の雛形とその説明の記事を書いたり、紛争に関する解決方法を記載したコラムを書いたりいろいろです。

この仕事を始めてから、士業の方との接点も生まれました。いずれその接点も活かすことができれば最高なのですが…

もっとも、家に帰って寝るまでの1日1時間程度しか作業に費やせないので、稼げる額なんてのは微々たるものなのは間違いないです。バイト戦士と化した大学生に比べたらショボいものと思います。

 

とはいえコツコツやってれば毎月少しずつ貯金できるもので、現在目標としては、来年4月までに20万円貯金しようと思っています。できるかなあ…

20万円貯金できれば、株式投資でも始めて資産運用してみたいと思っています。

 

何はともあれコツコツと。そんな11月半ばの貧乏ブログでした。

判例六法 平成28年版 速攻レビュー!

なんでなんだろう、判例六法の新版が生協の売り棚に積んでました

あれ、おかしいな?発売日明日じゃなかったけ?
 
と、思いつつ迷わず購入!どうせ買う予定だったので1日程度のフライングは許容範囲内でしょう。
 
さて、まず気になるのは内容うんぬんの前にデザインとカラーリングです。
去年は黄緑に六とデカデカと描かれた正直センスを疑うデザインでしたが…
 
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ん!なんかイケてる!我らの判例六法もシックで落ち着きがある法学徒に似合う六法になったんだ!
謎にポップな去年までとは違う!そう思わせてくれるのデザイン。
 
そして中身は!(去年のやつと並べて撮りました。見苦しかったらごめんなさい)
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色ダサあ。
 
これ青色じゃなくて、実物はもう少し緑の混じった群青色ともいうべきなんとも言えないカラーリングです。
箱と同じく紺色にしていれば完璧なのに、こういう肝心なところで大ゴケするあたりいつもの判例六法。
ただ、デザイン自体は割と好きです。判例六法プロフェッショナルを彷彿させるデザインで、割と硬派な印象です。
それだけに、カラーリングの微妙さが浮き立つというか、惜しさを膨れ上がらせている気がします。
 
中身としては、改正民法の別冊付録がついています。
これはおそらくポケット六法に同梱されているのと同じものと思います。
細かい中身の変更はこれくらいしかわかりませんが、とりあえずデザインの変化だけでもお伝えできればと思います。
 
(加筆)
少し使ってみましたが、なんか文字が小さいです。27年版では、規則やマイナー法は文字の大きさが主要な法令に比べて小さかったですが、今回は主要な法令も規則と同じくらい小さいです。
長時間読んでると目が痛くなります。
多少六法を分厚くしたところで嫌がる人はあまりいないでしょうが、もともと小さい文字をさらに小さくすると、使い勝手はかなり悪くなる気がします。
慣れるまでがしんどいですね。
 
夜にでも加筆します。